第19回 「再び高知へ」

今回は,以前から何度もお世話になっている高知県の大月町、三原村で「牧野富太郎の道を歩く」プロジェクトの一環である風景歩きのイベントが11月28日と29日に行われたのでその模様を書きたいと思います。


思えばこの2つの地域にお邪魔するのも去年の4月に初めて行かせてもらって以来、今回で5回目を数えました。
研究室に入って初めての風景のイベントもここでしたし、
一週間先生と先輩方に囲まれながら合宿したのもここでしたし、
合計3回も事○をしてしまったのもここでした(苦笑)
良い事も悪い事も含めて、この場所にはたくさんの思い出が詰まっています。


今回も二日間と短い間でしたが、中身の濃い時間を過ごさせて頂きました。


一日目、朝7時に松山を出て約3時間ほどかけて、現地へ。
高知に入ると、過去の○故の記憶が蘇ってしまうというか、また事○をし兼ねないので、一緒に行ったT智さんにかなり狭い路地を運転させてしまいました…
でもそこはさすが先輩!!
無難に運転してくれたのでホントに助かりました。


現地に着くと早速風景歩き。
というか、実際ちょっと遅れてしまったので商工会の町田さんに参加者の方が歩いているところまで送ってもらい、途中からの参加。
以前も何度か歩かせてもらっているコースでしたが、普段自然に触れていない僕たちにとっては癒しの場所で、とても気持ちよく歩かせてもらいました。
また、前回は見ることのできなかったヤッコソウという植物も今回は見ることができました。



上:アケビ
下:ヤッコソウ










午前中のコースを歩き終えると、昼食。
地元の方が美味しい手料理をご馳走してくださいました。

大月町は、高知県の西の端に位置していて、海も山も楽しめる場所であり、料理も山菜を使ったものや新鮮な刺身もあり、ついついたくさん食べてしまいました。


午後からまた、参加者の方は歩き始めたんですが、僕ら学生は風景カフェを出すため先回りしてカフェの設置…

に取り掛かろうとしたんですが、途中寄り道をしてしまったので追いつかれてしまいました…
急いで準備をして、参加者の方に飲み物を振る舞いました。
今回のメニューは、柚子茶。

山の上で寒かったので、かなり好評?でした。


風景歩きを終え、夜は大月町のみなさんと懇親会。
相変わらず、みなさんお酒が強くて、たらふく飲まされました…
女性の方もめっちゃ飲むので高知の人にとって酒は文化なんだと改めて思いました。


二日目、今度は三原村でイベントがあったので、朝から現地へ。


この日歩くコースは、今の山という山で、以前も一回登ったことのある場所です。
昨日とは打って変わって、とにかく登る!!
普段運動していない学生にとってはかなりキツイコースで、ヒイヒイ言いながら登ってしまいました。


ツチトリモチ


こちらでナビをしてくれた方は、以前登った時も色々教えてくださった方で、今の山のことならなんでも知っている方(今の山王)です。
しかもつい最近、○本テレビの「笑って○らえて」に出演していて、スタジオで所さんと共演してました。
三原村のウナギとかを有名人が美味しい美味しいと食べている姿を見て僕も嬉しくなりました。
以前からすごい人だと印象に残っていたのですが、これを見てから僕の中でこの方はかなりのスター的存在になってたので、今回またご一緒することができてとても嬉しかったです。


頂上へ着いて、お弁当。
その後、一息おいて、こちらでも風景カフェを行いました。
やっぱり食後はコーヒーでしょと言わんばかりにみなさんコーヒーを注文していましたが、一人が柚子茶を注文すると、みなさんに美味しいということが伝わり、コーヒーと一緒に柚子茶もたくさんの方が飲んでくれました。


その後、山から下っていくと、ようやく先生が合流。
途中、山の中にヤギがいたり、今の山王さんが連れてきた猟犬とヤギがバトルになったり、色々ありましたが、無事風景歩きも終了。












最後に三原村の方に色々お土産をもらって、松山に帰りました。



終わりに…
今回は無事安全運転で、疲れたけど、楽しく充実した二日間を送れたと思います(笑)
いつにもまして思うのですが、こういう地域の活動に出向くと、お手伝いに行く僕らの方が逆に力をもらえると言うことです。
大月・三原の方は、ホントにこの地域のことを愛しているんだと節々に感じます。


なんか急に政治の話になりますが、政党が変わって色々やってるみたいですが、その一つとして事業仕分けってのがありますよね。
全国各地で行われている様々な活動の予算削減とかしてるやつです。
確かに不正に使われているお金とか無駄に予算を使っているとか、そういう予算の削減、撤廃をして別の予算に充てるとかは僕も間違っていないと思います。
ただ、何をやっているのか、その活動が将来にどのように生かされるか、しっかり調べた上でその事業仕分けをやっているのかと言われると疑問が残ります。
この「牧野富太郎の道を歩く」プロジェクトも国から予算が出ている訳ですが…


この活動は最近、地元の小学生などにも風景歩きなどを通して植物の素晴らしさなどを伝えていっているらしいです。
もしもこのような活動がなくなったら…
子どもたちの夢、可能性を奪ってしまうことになります。
もしかしたら既に事業仕分けによって無くなった活動に対して、何か興味を持っていた子どもたちもいたかもしれません。
確かにそれらのお金が自分たちの生活費に変われば、楽にはなるかもしれませんが、代わりに可能性の一つを奪われることにもなる訳です。


懇親会の時、大月町のみなさんが仰っていましたが、
やっぱり夢とか希望とかないと生きていけない、貧乏でも夢があるから頑張れる!!
と何度も仰られていたのが、酔いながらも印象に残っています。

僕自身もこういう活動を通して、得るものがたくさんありました。
例え、生活が苦しくなったとしてもこういう活動はなくしたらいけないと本気で思います。

なんかまとまらなくなってきましたが…
というか将来もはっきりしてない僕がいうのもあれですが…
やっぱり人って目標がないとダメだなぁと思いました。
とりあえず自分頑張れ!!
これからどうなるの…?日本は…



と柄にもないことを思ってしまいました。
それでは今回はこの辺で。